脳梗塞で生きる希望を失ったー不活発状態から抜け出すには!

 

2015年9月13日、大阪で開催された、読脳アカデミー・CWインターナショナル主催の
ワークショップに、脳梗塞の後遺症に悩む女性Sさんが
車椅子でご主人と参加されました。

Sさんは、1年前に脳梗塞で入院しました。

病院では2週間で良くなると言われたのですが、
治療中に大きな血栓が見つかり、その後、手足が動かなくなりました

リハビリ病棟でリハビリに励み、歩くことも、話すこともできるようになったのですが、
退院して家に帰ると、
「もうどうでもいい・・・」、と落ち込んだ気分に。

それでも、脳梗塞の薬を服用しながら治療を続けていると、
今度は気分が悪くなり、
退院2ヶ月後に、再度大きな血栓が見つかりました。

それからさらに薬の量が増え、朝晩、医師の言うとおりに服用していたら、
今度は、薬の副作用で足が腫れてきて、しまいには動けなくなりました。

それなら寝た方がマシだ」と思い、
2ヶ月寝ていたら、ますます動けなくなって
とうとう車椅子になってしまいました。

「一番つらいのが、
『自分が役立たずのような気持ちになってしまう』こと・・」

Sさんは、話をしながら涙が止まらない様子でした。

不安は病気を固定する

Sさんの今の状態を確認するため、歩いてもらうと
左手足に麻痺があり、杖をついてゆっくりでしか歩けない状態。

読脳アカデミー・CWインターナショナルスクール 学長 伊東聖鎬が
Sさんを読脳しました。

と、ここで、Sさんの前に体験して、
脊柱管狭窄症の状態が良くなったFさんに話を振ります。

伊東「今の気分はどうですか?」
Fさんはい、気分的に楽になりました

伊東「そうなんです。良くなる可能性があると分かれば、気持ちも明るくなれるのです。
でも不安があると、病気を固定するのです

Sさんに伝えます。

伊東「可能性が出てくれば、たぶん元気になれると思いますよ。
病院に行って、医師の言うことを聞いている限りでは
そういう気持ち(落ち込む)になって当然です。
だから、必要なのは、可能性を見つけることです」

Sさんに必要なのは「良くなる可能性」を見出すこと

Sさんが、歩きやすくなる方法を読脳すると、
左の首のあたりを刺激することだと分かりましたので

首をタッチして、歩行の状態を確認してもらいました。

麻痺のあるSさんにしてみれば、少し不安定な姿勢でしたが、
支えなしで、ゆっくりと歩くことができたのです

Sさん「歩けそうな気がする

読脳すると、さらに、心臓、腎臓・肺の問題も分かりました。
それらに起こっていたのは、脈管機能障害という
血管・リンパ管など脈管システムのトラブルでした。

脈管機能障害は、重力バランス軸がずれることで起こります。

この重力バランス軸を調整する方法を、Sさん・ご主人に指導しました。
「1日5回調整してみてください」

伊東「脳梗塞・脳出血などは、自分で努力すれば、今より良い状態になります。
それを病院任せにしてしまうと、こういう病気は治らないのです。
自分で良くするんだ!とスイッチを入れることで
身体は良くなろうとするのです。
このスイッチを入れずに人任せにすると、身体は動かないのです。」

生活不活発病から抜け出す

生活不活発病」ってご存知ですか?

震災などをきっかけに、避難所や仮設住宅などで、
身体を動かさないような生活になると、
特に、高齢者や疾病のある人は、活動機能が低下し
ますます動けないような状態になってしまうことです。

伊東「つまり、自分の意思で身体を動かす、頭を使うことをしないと
神経や筋肉が働かなくなってしまう。
つまり、人(脳)は生きることを止めてしまうのです。」

伊東「人任せにすると、そうなるんです。
だから、どんなにつらくても、自分で良くするという気持ちがなければ
良くならないのです。」

脳卒中に限らず、病気・症状ってそういうものだと思います。

最後に、Sさんの表情が明るくなりました。

Sさんの体験の様子はYouTubeでご覧いただけます。

 

(この記事は2018年4月29日に作成したものです。)

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