2015年9月13日、大阪で開催された、読脳アカデミー・CWインターナショナルスクール主催の
ワークショップに、脊柱管狭窄症の術後の痛みなどに悩む男性Fさんが参加されました。
Fさんは、脊柱管狭窄症の手術をしてから2年が経ちますが
術後の経過がよくありませんでした。
手術をしなければ治らないといわれ、手術を受けたにも関わらず、
痛みやしびれが、腰から足の指先まで残っているという状態です。
筋肉も落ちてしまったので、週6日、水中歩行、エアロバイク、ウォーキングマシンなど
毎日3時間やっているのですが、
それでも、思っているほど筋肉がつないし、状態も良くならない。
改善の手がかりを見つけたいと思い、ワークショップに参加されました。
筋トレしても筋肉がつかない理由
読脳アカデミー・CWインターナショナルスクール 学長 伊東聖鎬が
Fさんの状態を読脳すると、
「筋肉がつかないのは理由があり、
その理由は、脊柱管狭窄症を起こした原因と同じ」ということが分かりました。
その原因は、
右側のお尻や腰、脚の筋肉(大臀筋、大腰筋、中間広筋など)にも影響を及ぼし、
これ等の筋肉の機能が低下していたのです。
それは、手術をする前からすでに、そういう状態だったことが
分かりました。
その原因を読脳すると、脳の右側に起こった脈管機能障害でした。
脈管機能障害とは、全身を張りめぐる、血管やリンパ管などの脈管のトラブルです。
これは、医学でいうところの脈管ではなく、
伊東が人のシステムを研究する中で発見したものです。
脳と筋肉の関連のチェック
ここで、脳の右側と各筋肉が、本当に関連しているのかを確認するために、
脳の右側をタッチして、スクワットをやってもらいました。
Fさん「タッチすると、膝の痛みが感じないです」
タッチすると症状(痛み)が変化すれば
タッチした箇所は症状(痛み)と関連があるということなのです。
次に、大臀筋(お尻の筋肉)の確認をしました。
Fさんの大臀筋は、左側は張り、ふくらみがありますが、
右側はペタンとして小さいということが確認できました。
次に、大腰筋(腰の筋肉)の機能をチェックしました。
大腰筋の機能を確認するため、抵抗する力をチェックをすると、
左側は、抵抗する力がありましたが、
右側は、力が入らず、抵抗する力がありませんでした。
大腰筋のチェック
次に、脳の右側をタッチして同じチェックをしたところ、
大腰筋に力が入るようになりました。
つまり、機能が回復したのです。
大臀筋、中間広筋も同じでした。
これで、脳の右側と各筋肉が関連していたことが分かりました。
原因は腰ではなく脳にあった
この、脳の右側に起こった脈管機能障害は、
重力バランス軸がずれることで起こります。
この重力バランス軸は、体をある方向に傾けることで一時的に正常になります。
読脳すると、Fさんは、右後ろ5度方向に傾けると軸が正常になると分かりました。
軸の調整は、足首にある距骨という骨で行ないます。
この距骨を、体を傾けた方向(右後ろ5度方向)に調整しました。
調整後、筋肉を確認すると
最初より力が入るようになりました。
歩いてもらうと、「前に足が出ます!」ということでした。
気持ちも前向きになれたFさん、表情も明るくなられました。
病気・症状には大元の原因があります。
手術をしたのに、症状が改善しない。
手術直後は良くなったけれど、また症状が再発した。
それは、大元の原因がなくなっていないのです。
治療して、良くなったように見えても、
原因がなくなっていない場合は、
リハビリや、筋トレを一生懸命にやったとしても、
思うほど効果が上がらないということも起こります。
大事なのは、大元の原因を解消することなです。
Fさんの体験の様子はYouTubeでご覧いただけます。
(この記事は2018年4月28日に作成したものです。)
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