テニスのイップス その原因を探る

 

2015年10月25日、東京で開催された読脳アカデミー・CWインターナショナルスクールの
ワークショップに、テニスのイップスに悩む男性Sさんが参加しました。

Sさんは2ヶ月前から
試合になるとフォアハンド・セカンドレシーブが入らなくなりました。

以前できたことができなくなったということに焦り、改善のきっかけを掴みたいと思い
ワークショップに参加されました。

 

身体のサイン(症状)のチェック

まず、今のSさんの身体がどういう状態なのか、
身体のサイン(症状)のチェックをしました。

サインのチェックとは、イップスと同じ原因で起こっている身体の変調を
確認することです。

手足を引っ張って関節が抜けるかどうか、
皮膚の張りはどうか、
筋肉の状態などを確認します。
このチェックで身体に起こっているトラブルが確認できるのです。

両手足を引っ張って、関節が抜けるかどうかを確認しました。

左手足はしっかりと固定されていましたが、右の手足を引っ張ったときに
肩関節、股関節が抜けることが分かりました。

タッチ検査

読脳アカデミー・CWインターナショナルスクール 学長 伊東聖鎬が
イップスの原因を読脳すると、

このサインは脳の右側のトラブルが影響していることが分かりました。

次に、脳の右側をタッチして、同じように確認しました。
タッチしてサインに変化があれば、その部位は関連があると読みます。

脳の右側をタッチすると、抜けていた肩関節・股関節が抜けなくなりました。

これで、脳の右側が関連していることが分かりました。


「あれ?抜けない」とSさんもびっくりでした。

Sさんは、試合になると調子が崩れるということですので、

脳の右側をタッチしたまま、試合をイメージして
フォアハンドを打ってもらいました。

タッチすると脳の問題は解消されたはずなのですが、
試合をイメージすると、肩関節が抜けるなど、症状が戻ってしまいました。

伊東「これじゃあ、打てなくて当たり前だよね」

脳の問題を解消したとしても、試合になると、
手は2%、足2%しか機能しなくなることが分かりました。

試合になると打てない本当の原因

この問題はどこからきているのか、さらに読脳すると、

肺の右下の機能低下が影響していたことが分かりました。

今度は、脳と肺の右下、両方をタッチして確認すると、

試合をイメージしても、肩関節は抜けず、
正常な状態を維持することができるよう変化しました。

この、肺の問題こそが、イップスの大元の原因だったのです。
肺の機能、脳の問題を解消するために調整しました。

調整後は、試合をイメージしても、
身体は症状(サイン)を出ないことが確認できました。

イップスは肺の機能低下を教えてくれた

Sさんは、イップスを通して、肺の機能低下を見つけることができたのです。
別の方法でイップスを治したとしても、身体はまた別の症状を通して、
肺の機能低下を教えるでしょう。

病気・症状とは、身体が教えてくれるサインなのです。
本当の原因を探求してほしいのです。

Mさんの体験の様子はYouTubeでご覧いただけます。

 

(この記事は2018年4月29日に作成したものです。)

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