今回お伺いしたのは代官山にある美容室ベガさん。
大正ロマン漂う旧朝倉邸に隣接するヒルサイドテラス内にあり、メインストリートに面した都会的な雰囲気のフロアと重要文化財に指定されています旧朝倉邸の緑を望む落ち着いた雰囲気のフロアからなるとても素敵な美容室。
代官山で最も歴史のある美容室だと言われているそうで、美空ひばりさんや八千草薫さんなど、そうそうたる著名人も通われたとお聞きしています。
準備不足が招く結果
お店に着くと迎えてくださったのはオーナーの木下さんと山本さん、そしてお二人のお兄様である渡部さん。渡部さんは当会の勉強会に参加されています。ヘアカットセラピーの企画が持ち上がった時、「これはすごい」と、すぐに妹さんたちに情報を伝えたそうです。
最初にヘアカットセラピーとはどんなものなのかを、スタッフの皆さんに講義とデモンストレーションを交えて説明することになりました。
しかし、場の雰囲気がなんとなく盛り上がらない感じでした。
今日までにビデオや資料を読んで準備してくださいとお伝えしていたのですが、できていない人も混じっていました。 そこで、準備できている人とそうでない人を分けることにしました。
すると場の空気感もいい感じにまとまり、講義もスムーズに進行し出しました。いかに最初に場の設定をすることが大切かを教えられました。
自主性が何より重要
伊東先生が指導するのは「読脳法」です。読脳法は脳の情報を元に展開するコミュニケーション。
ヘアカットセラピーも体の不調の原因を読脳によって探り、そしてカットによってアジャストするという技です。
この技において必要なのは、自主性です。 だから、自分がこの場にどう臨みたいのか。もちろん仕事や接客においても、「自分はどうありたいのか」「どう役に立ちたいのか」を持っているかどうかということが大切なのです。
そんなスタンスがあれば、読脳するのはそんなに難しいことではありません。
あっという間のデモンストレーション
講義はモニター希望されていたスタイリストの矢島さんの腰痛に対してどんなふうに取り組むのか、デモンストレーションをしながらそのプロセスで使う理論や技術を解説する形で進行しました。実演を通して「読脳法」や「ヘアカットセラピーを始めませんか?」の小冊子に紹介している当会の独自理論「重力バランス軸」などを披露しました。
矢島さんの腰痛の原因が突き止められれば、あとはヘアカットするのみです。ヘアカットはスタイリストのMさんにしていただきました。
さて、どうなったでしょう?矢島さんに症状の変化を伺うと「違和感ないです!」とのお返事が。良くなったようです。
モニターのもう一人は、女性ヘアメイクのFさん。ビューティーフェイスアップをご体験いただきました。
お顔はそんなにむくんでいるようにはみえませんでしたが、ご本人がさらにアップさせたいとのこと。
そのためにどうしたらいいのか読脳すると、重力バランス軸のずれを正常にすれば、顔は上がるという情報が得られました。重力バランス軸を正すためにはどの髪をカットすればいいのかを読脳します。
カットする髪が特定したら、後はカットするだけです。カットはスタイリストの矢島さんにしていただきました。
カットした瞬間から、少しずつむくみが引いていき、顔がすっきりとしました。
時間が経過するほどアップしていくという脳からの情報です。
あっという間に約3時間が経ち、講義を交えたデモンストレーションが終了しました。
スタッフの皆さんの感想は、「分かりやすかったです」ということでした。
カットだけで症状が改善されるというのはとても不思議に思われると思いますが、実は術者の脳の中ではそのような探究が行われ、その結果として効果が現れるということがお分かりいただけたのではないかと思います。
和気あいあいでとても楽しい時間でした。 ベガの皆さんも初めて見聞きすることばかりで驚かれたと思います。 どうもお疲れ様でした!
後日、オーナーの木下さんよりご感想をいただきました。
後日談
一昨日は代官山ヴェガでセミナーを開いて戴き、ありがとうございました。 急きょ、ご無理に日程を取っていただいたり、準備が十分で無かったことをお詫びもうしあげます。 そんな状況の中、先生が慈愛の籠めてセラピーを実演してくださり、お話をしてくださいましたことを感謝もうしあげます。 人間のからだの不思議さ、宇宙の深淵を感じました。 先生ご自身が幸せの専門家とおっしゃっることはなんと素晴らしいのでしょう。 何が幸せか脳は知っている、その人らしく生きる、それらからだをよくしながら実践していく哲学は今までにあったでしょうか? 美容師さんがお客様のヘアーをよくすることだけではなく、おからだ、内面のサポートをできるとしたら、その方をまるごと美しく、輝かせることができるということになります。 仕事冥利であり、より誇りを持って仕事に励んでもらえれば嬉しい限りです。 私を含め、他のスタッフも学ぶのに時間がかかると存じますが、引き続きご指導くださいますようお願い申し上げます。
(この記事は2016年7月28日に作成したものです。)