病気、症状の本当の原因-患者が本当に求めていることを知っていますか?

医師・歯科医師・治療家等の医療者に、伊東聖鎬が「CW Happiness Philosophy読脳メソッド」の指導を始めて40年以上経ちました。

セミナーや合宿、スクールに受講する医療者の受講理由の多くは、「治療効果の高い技術を学びたい」ということでした。
しかし、受講を続ける中で、伊東聖鎬が指導しているのは、治療技術ではなく、患者が本当に求めていることに応える技術と哲学であり、それこそが人の役に立つことだと気づき、医療者としての人生を方向転換する人が出てきました。

中には、保険医療を辞めた歯科医師も、歯科医院を閉院し「本当に人の役に立つことをしたい」と活動を始めた歯科医師もいます。

自分が行っている医療に納得できない医療者のためのサイト

「CW Happiness Philosophy読脳メソッド」を学び、本当に人の役に立つことをめざすようになった医療者の声を紹介するサイトを立ち上げました。

自分が行っている医療に納得できないあなたへ

自分の行なっている医療に疑問を持ち、人生に迷った医療者達が、これまで口にできなかった医療者の現実や本音を赤裸々に綴り、これからの未来を語っています。

「現状のまま医療者を続けていくことに納得できない」
「本当に人の役に立つことがしたい」
「やりがいを持ち幸せな人生を送りたい」
という医療者や、これから医療者になろうとしている人にとって、大いに参考になる先輩たちの声です。
どうぞご覧ください。

 

保険医療を辞め、医院を閉院した理由

保険医療を行なっている医療者が、保険医療を辞めるということはかなり勇気のいる決断です。
医院を閉院するのは、さらにハードルは高く、人生をかけた決断だと思います。

それでも、彼らがそんな行動をとったのは
自分が行なっている医療システムのからくりを知り、
病気や症状の本当の原因、
そして患者が何を求めているのかを知ったから
です。

そして、自分自身もまた患者さんと同じように求めているということを知ったからです。

いったいどういうことを知ったのでしょうか。
医療者対象のセミナーで行なった伊東聖鎬の講義の一部を紹介します。

 

症状の本当の原因-患者が本当に求めていること

 

伊東聖鎬
伊東

私のセミナーに参加し、医師や歯科医師、柔整師をやめた人が、これまで何人もいました。
それは、いいことではないでしょうか。

今の時代、求めている人が大勢いるんです。
しかし、自分が何を求めているのか、何を求めればいいのか、本人も実は分かっていないんです。

健康を求めているのか?

人生を求めているのか?

自分の生まれてきた意味を求めているのか?

何を求めているのかは、分からないけれど、 何かが納得できない。

満たされない。

今の自分や環境も受け入れられない。

いい感じで生きていけない。

などと感じているんです。

そしてそんな人に応えてくれるところが、ないんです。

たまたまなんらかの症状が出てきたから、病院や治療院に行ってそんな症状を訴える。
しかし、本人は病気や症状を訴えているのではないんです。
病気や症状は結果として起こっているだけで その裏にある、何かを訴えているんです。

しかし、医療者はそんなことはおかまいなしです。
保険医療システムの中で、習ってきたことをやるだけでいいんです。
それをやることで、治療費が手にはいるんですから。

患者は、原因が他にあることに気付いているんです。
それが何なのかが分からず、それを「知りたい」と思っているんです。

しかし、そんなことには、医療者はまったく興味も関心もなく、それに応えようというスタンスも持ち合わせていません。
これはミスマッチです。

患者はそんな医療者を見て「どうせ言っても伝わらない」と諦めています。
だから、いつまで経っても医療者は患者の本当の訴えがわからないんです。

たとえばある事柄を考えると下顎はずれます。
そして、考える事柄によって、全身はさまざまな影響も受けるんです。
家族の問題、人間関係、仕事のこと等々、考えるだけでも体に変化が起こり 時間が経過していく中で、症状となって現れるんです

症状の原因は、実はそんなことから起こるんです。
そういうことも知らないで、人間のある一面だけを捉える勉強をし、治療がうまくいかないと言って医療者は困っているんです

患者側から見れば分かることでも、保険医療システムの中で医療者でいると、それが分からなくなるんです。

私はそんな医療者側ではないんです。
患者側なんです。
しかし、医療者である皆さんも実は患者側なんです。

患者は、自分の人生を自分らしく満足、納得して生きたいと、求めているんです。
きっと皆さんも同じはずです。

だから、保険医療者としてではなく、一人の生身の人間として、自分らしく生き、人に求められることをやる方がいいのではないでしょうか?

2013年1月13日 関西「その人研究-その人療法」セミナーでの講義より