意味がないことをやると、脳の破壊が起こる

読脳アカデミー代表の伊東聖鎬は、人生をかけて掴んだCW Happiness Philosophyのもと、読脳法を開発しました。

読脳法を修得する上で、一番重要なのは開発者の哲学を理解することです。
哲学はその人の生き様そのものです。
伊東聖鎬の人生はすべて、自分の存在する意味・理由・必要とは何か?幸せとは何か?の探求につながるものでした。

様々な困難や苦難に出遭っても、すべてを哲学の材料にし、CW Happiness Philosophyを構築してきたのです。

伊東の人生を通してCW Happiness Philosophyを伝えるために、書籍を企画し、ライターに執筆を依頼しました。
その1冊目が▶『歩み人』です。

完成までに、数年をかけ、伊東聖鎬の人生や哲学をライターに語りました。
そんな取材の中で、いろいろな話が出てきました。

今日は、「自分が納得できないことをやっていると脳の破壊が起こる」という話を紹介します。

本来の自分をなくさないといけない職業は脳の破壊が起こる

伊東聖鎬伊東

私は26歳で治療の世界に入りましたが、すぐに患者不在の治療に疑問を持つようになりました。

目の前にいるその人(患者)は、良くなりたいと思って来ているのに、治療する側は自分の行なう治療に疑問をもっている…。
そんな状態ですから、治療をすることがストレスになってしまっていました。

そのせいか、治療をしている最中に寝ちゃうんです。
その頃は鍼灸の治療を行っていましたが、鍼を打ちながら寝ちゃうんですよ。
治療中でも寝てしまうくらいですから、患者さんがいない時は、ひっくり返ってずっと寝ていました。

半年ぐらい、毎日そんなことが続いていました。
そして、これではだめだと、とうとう治療をするのをやめたんです。

私はその人(患者)が良くなりたいと求めていることに対して、協力したいということでやっている。
にも関わらず、やっても良くならないのならやる意味がない。

意味がないことをやろうとすると脳が拒否して寝てしまうんですよ。
脳は嘘をつけないんです
「こんなことやっても良くならない」と気づいてしまったのだから、できなくなるのが当たり前なのです。

ところが多くの医療者は、食べていかなければならないのですから、やめるわけにはいかないのです。
だから「こんなことで良くならない」と気づいても、気づかないふりして、あるいは「経営のためには仕方がない」と割り切って、そんな治療を続けるしかないのです。

そんなことを続けていると、人はどうなるかというと、 脳の破壊がおこるんです。
自分のアイデンティティーや、自分の存在の意味をつぶしていくんです。
どうしても食べるためにやらなければならないという状況にあると、本来の自分をなくさなければならなくなるんです。

保険医療を行なっている日本の医師、歯科医師、柔整師はそんな状況に置かれているんです。
私は食べるためではなく知的障害の姪を良くしたいと考えていましたから、なおさら脳が抵抗したんだと思います。

 

2012年11月8日 新宿 書籍『歩み人』取材より

本来の自分のままで生きることが、脳の破壊から自分を守る方法

医療者の中には、最初から経済を目的に医療の分野に進んだ人もいますが、人の役に立ちたいと考え、その道を選んだという人もおられます。
CW Happiness Philosophy読脳を学びたいと、セミナーやスクールに参加される医療者の多くはそんな人です。

人の役に立ちたいと思いが強いほど、現代医学・現代医療の矛盾や限界に気づき、悩んでおられるのです。

気づいた時、
本来やるべきことは何か?を求めだすのか。
諦めて、ただ自分や家族が食べていくためだけに治療を続けていくのか。

大きな人生の分かれ目になるのです。
後者を選べば、脳は自分のアイデンティティを無くしていくのです。

伊東聖鎬が医療者を対象にセミナーを開催したり、スクールで指導を行なっているのは、現代医学・現代医療に行き詰まり、本来やるべきことを求めている医療者へ協力したいという気持ちからです。

今、行き詰まっている医療者と同じように、伊東聖鎬も40年前、現代医学・現代医療に行き詰まったのです。
そして、患者の求めていることに答えるためにどうしたらいいのかを探求、研究し、掴んだのがCW Happiness Philosophy読脳です。

それを、求めている医療者に伝えることは、伊東聖鎬の役割なのです。

「本来の自分をなくさなければいけない状況」に長くいると、脳の破壊が起こる

医療者に限らず、どんな職業、どんな立場であれ、「本来の自分をなくさなければいけない状況」に長くいると、脳の破壊が起こるのです。
それが、原因不明の病気や症状、現代医学・現代医療で良くならない難治な病気・症状へと進行することもあるのです。

現代医学・現代医療で良くならない難治な病気・症状は、自分らしく生きていないというサインと、伊東聖鎬は言っています。

何よりも大切なことは「自分らしく生きること」
CW Happiness Philosophy読脳は、それを伝えているのです。