外の空気が冷たくなり、お肌の乾燥が気になる季節になってきました。ローションやクリームを塗ってもその場しのぎな感じで、もっと根本的な解決法を探している人もいると思います。そこで、カサつきを防いでお肌を健やかに保つためのおススメの自己ケア法をご紹介します。
お肌の乾燥はさまざまな皮膚トラブルを招く
お肌の乾燥は、肌内部の水分含有量が低下している状態です。
そんな時は、肌のバリア機能も衰えており、さまざまな皮膚トラブルが起こりやすくなります。
肌が赤くなったり、痒くなったり、ヒリつきや皮むけ、かぶれ等に悩んでいる人もおられると思います。
ここで紹介する自己ケア法は、そんなさまざまな肌トラブルにも対応する自己ケア法です。
肌が乾燥する原因は?
お肌の乾燥を防ぐには、肌内部の水分不足をまねいている原因を解消することが大切です。
お肌の水分を不足させる要因として、一般的には次のようなことが言われています。
●乾燥した場所に長期間いる
●入浴後に保湿ケアをしない
●間違ったスキンケア
●バランスの悪い食生活
●ストレス
●秋・冬の乾燥時期
●加齢
●更年期障害による影響
ところが、これらのことを注意しても症状が改善しないことがあります。
また上から5つは自分で気をつけられるとして、下から3つは避けようがないですよね。
そんな場合はどうしたらいいのでしょうか。
お肌の乾燥は体の中からのサイン
実は、それらの要因はお肌の水分不足を引き起こすスイッチであり、本当の原因は別のところにあります。
その原因とは、体内でトラブルが起こっていることが考えられるのです。
そのため、それらの要因があった時、もろに影響を受けてしまう状態になっているのです。
つまり、お肌の乾燥は、体内にトラブルが発生しているというサインなのです。
体内トラブルのチェック法
では実際に、体内でトラブルが起きているかどうか、チェックしてみましょう!
お肌のトラブルは、多くの場合、肺に関係しています。
そこで、肺の機能をチェックする方法を紹介します!
<肺に空気が入っているかどうかをチェックする方法>
肺は下の図のように5つの部屋に分かれています。
左は上下2つ、上葉・下葉。
右は上、中、下の3つ、上葉・中葉・下葉。
まず最初に深呼吸して、肺の空気の入っていく感じをチェックしてください。
次に、それぞれの部屋に手を当てた状態で、深呼吸します。
その時、手を当てると手を当てない時よりも空気が入りやすくなるかどうかをチェックします。
もし、手を当てた時の方が肺に空気が入っていきやすいと感じるなら、それは手を当てた部屋の機能が低下しているという印です。
出展:http://www.cw-system.jp/VascularSystem
ひとりでチェックするのが難しければ、誰かに手伝ってもらいましょう。
空気を思い切り吸い込み、吸った状態で止めて、相手の人にそれぞれの部屋を両手で圧迫してもらいます。
正常に働いている場合は、圧迫すると強い抵抗がありますが、正常に働いていない場合は、抵抗がなく凹んでしまいます。
下の動画の2分39秒位のところから、やり方を説明しています。
ちなみにこの方はアトピー性皮膚炎で悩んでおられました。
やはり右側の肺が機能していませんでした。
肺の機能を回復すると、症状も改善しました。
肺が凹んだ時は
さて、チェックはいかがでしたか?
もしどこかの部屋を圧迫して凹むところがあったら、
肺の機能が低下しているというサインです。
凹んだとしても慌てる必要はありません。
肺の機能を回復させることはそんなに難しくありません。
肺のトラブルの多くは、足の骨が原因です。
二足歩行する人間は、足のトラブルから全身のトラブルを引き起こすのです。
人間の足はいくつもの骨が組み合わさって出来ています。
その中でもっとも大切な役割を果たしている骨があります。
それが「距骨(きょこつ)」です。
距骨は足の骨の中で、踵の骨の次に大きな骨で、足首の付近にあります。
この距骨は、足関節を動かす時の中心的役割を担い、また足底から入った荷重刺激を上部へ伝える役目を持っています。
人体にとって非常に大切な骨なのです。
自分でできる!速攻ケア法
この距骨を親指と人差し指・中指で掴み、上から見て前後左右ぐるっと360度、5度間隔に傾けます。
足首を曲げてもっともくぼむところに人差し指をあて、内くるぶしの下に親指を当てると掴めます。
距骨を傾ける時には、「低下している肺が機能するためにしている」のだという意識を持って行ってください。
このように目的をもつことを「インプット」と言います。
インプットがきちんとできていると、距骨への刺激は脳に届き、目的としている効果を上げることができます。
距骨の調整を行ったら、肺を再度チェックします。
手を肺に当てずに深呼吸した時も、手を当てて深呼吸した時も差が無いようであれば(空気が入っていきやすいようであれば)、
また圧迫すると凹んでしまっていた部屋が、硬く抵抗するようになれば調整がうまくできたという印です。
それを続けて行っていけば、お肌は乾燥しなくなり、さまざまな皮膚トラブルも解消されていきます。
(この記事は2016年10月31日に作成したものです。)