指定難病の一つであるパーキンソン病。
現在、日本には※約20万人の患者さんがいるといわれています。
(※日本神経学会(監修).パーキンソン病診療ガイドライン.(2018)医学書院.)
読脳ワークショプにも、パーキンソン病と診断された人の参加の割合が高く、日本だけでなく、海外で開催したワークショップにも、パーキンソンをなんとか良くしたいというご本人やご家族が多く参加されています。
「読脳による取組でパーキンソンの症状の振戦(しんせん)や歩行障害が変化した」というYouTube動画を見て、可能性を感じたという人が参加されるのです。
パーキンソンやジスキネジアへの取組の動画を紹介していますので、ご覧ください。
▶DOKUNO 読脳 ch 「パーキンソン・ジスキネジア」動画集
海外の医療者からの問い合わせの中にも、パーキンソンに対する相談や質問がかなりあります。
世界的にパーキンソンに対してどう取り組めばいいのか模索する中、読脳が注目されるようになってきたのだと思います。
伊東聖鎬がなぜ、パーキンソン病を研究するようになったのか?
そのきっかけは、2012年4月のワークショップでした。
その頃スタッフが書いた記事がありますので、紹介します。
浜松ワークショップ開催!
NPO法人「自分文化-安住村」浜松支部主催の「自分研究」ワークショップの「難治な病気・症状」クラスを、浜松で2012年4月21日に開催しました。
(この頃はNPOとして、ワークショップを開催していました。
セミナーで学んでいる医療者が地元でNPOとして活動し、本部と協力し、読脳を学べる場作りを行なっていました。
2019年現在は、 読脳アカデミー・CWインターナショナルスクールとの共催です。)
浜松で活動しているのは歯科医師の福井さんです。
福井さんは、30年以上保険医として歯科医療を行ってきました。
しかし、伊東聖鎬との出会いが福井さんの医療者人生を大きく変えました。
「伊東先生と出会い、自分のやっている医療が本当に患者さんのためになっていないということに気付きました。
病気や症状をただ無くすことではなく、なぜ病気や症状が起こるのか、自分の体のシステムはどうなっているのか、病気や症状とどう付き合っていけばいいのかということを患者さん自身が学ぶことが大切だと考えるようになりました。
そして、それを指導する場が必要だと考え、伊東先生に協力していただき「自分研究」ワークショップを地元浜松で開催することにしました。
同時に、保険医療をやめました。
マニュアルに従って誰に対しても決まったことを行なう保険治療は、本当の意味で患者のためにはなっていないと気づいたからです」
先月、1回目が開催され、この日で2回目です。
この日もさまざまな現代医学・現代医療で良くならない難治な病気・症状の人が参加されました。
横班変性症でものがゆがんで見える、耳も聞こえ辛い、てんかんと診断されたという70代の女性。
甲状腺癌で全摘出の術後の不調を何とかしたいという50代の女性。
脳出血の後遺症の60代の男性。
昨年パーキンソン症候群と診断された50代の男性。
家族の動脈瘤をどうしたらいいかと悩んでいる50代の女性。
そのほかにも無呼吸症候群、脳梗塞・心筋梗塞の後遺症等さまざまな症状の方や、そのご家族が参加されました。
左胸にタッチすると震えが止まった!
パーキンソン症候群と診断された男性Mさんは自己紹介で
「まだまだ、いきいきと生きて生きたい。完全に病気がなくなるということは無いのかもしれないけれど、少しでもいい状態にしたい。自分で治したい」と訴えました。
Mさんの切実な思いが痛いほど伝わりました。
パーキンソン症候群の男性は歩くと左腕が震えていました。
伊東先生が読脳で原因を探ると、心臓系の脈管機能障害が見つかりました。
そこで、左胸に右手でタッチし、もう一度歩行してもらうと、左腕の震えが止まりました。
左胸から手を離すと、また震えが出てきました。
本人も驚いていました。
症状と関係があるところに触ると、症状が改善するという体のシステムがあるのです。
その体のシステムの情報は本人の脳にあります。
それを探し出す方法が、伊東先生が開発した読脳法です。
伊東先生は、医師・歯科医師に読脳法を40年以上指導しています。
それを一般の人が自分や家族のために活かせるように、ワークショップで指導しています。
一時、脳科学が話題になっていましたが、それが私達の日常生活に役立っているとは思えません。
もっと自分の脳を自分のために活かす方法があります。
自分が困った時に、どうすればいいのかという情報は自分の脳の中にあるのです。
それを読み出せれば、医学では諦めているような病気や症状も可能性があります。
そんな自分の脳の活用法があることをもっと多くの人に知って欲しいと思います。
「こんなことができればいいな」と思うようなことが、現実に起こります。
それをMさんはこの後、実際に体験したのです。
それは、思いもよらない方法でした。
パーキンソンの原因は18年前に起こっていた。脳の時間を18年前に戻すと症状が改善!
伊東先生は読脳法で脈管機能障害がいつ起こったのか調べました。
それは、18年前、38歳の時に起こっていたのです。
つまりパーキンソン症候群が発症した以前にそのきっかけは起こっていたのです。
そこで、伊東先生はMさんに「頭の中で時間をさかのぼって18年よりさらに前の状態にできるか?」と尋ね、Mさんは実際にやってみました。
すると左腕が軽くなり、時間を今に戻すと腕が重くなったのです。
それは、彼が自分でコントロールして、脳を脈管機能障害が起こる前の状態、つまり原因が無い状態にしたから、症状が改善したということです。
こんなことで症状が改善するなんて不思議ですが、これが人のシステムなのです。
時間をさかのぼった状態を持続するのは難しいので、その状態を持続できるようにするにはどうしたらいいのか、読脳法で探ると足の骨への調整ポイントが出ました。
調整後、腕は軽くなり、震えも減りました。
「走ってみて下さい!」と伊東先生に言われ、小走りしたMさんは笑顔で「軽いですね」
一緒に参加していた奥さんは走っている姿を見て、驚いていました。
伊東先生はさらに足の骨の調整の効果の持続時間を調べ、効果が切れる前に自分で調整する方法を指導しました。
2日おき、3日おきと、しょっちゅう調整が必要なので自分でやらなければ効果を持続することができません。
逆に言えば自分でできるのです。
病院へ行っても、どんな治療を受けても良くならないから自分でやるしかないと考えている人はたくさんいると思います。
でもそのやり方が分からなくて苦労している、つらい思いをしている、そんな人にこんな方法があるということを知って欲しいと思います。
ワークショップ後に、Mさんと話をするチャンスがありました。
「がんばって自分で調整して、いい結果を出し、パーキンソンの患者さん達に可能性があるということ、伝えたいです!」と笑顔で話をしてくださいました。
いい結果を出せるのは、自分の努力次第です。
Mさん、頑張ってください!
このワークショプ以降、全国各地のワークショップにパーキンソンの人が参加するようになり、2016年からパーキンソン研究会もスタートしました。
その研究の中で、さまざまな発見がありました。
読脳でなければ探求できない真の原因。
それらの情報は、パーキンソンの症状で苦しみ、どうすればいいのか、と悩んでいる世界中の人のヒントになると思います。
これから、読脳マガジンで随時発信していきます!
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