地球と地球に生きる動植物の関係

小学生の時に、植物は人間と同じように生きていることに何だか不思議さを覚えました。

植物は光合成しながら生きている。二酸化炭素を取り入れて酸素を副産物として排出する。

逆に人間は必要な酸素を取り入れて二酸化炭素を排出する。

どちらか一方がいなくなったり、少なくなると両者とも住みづらい環境になる。 うまい具合に均衡が保てているのが不思議に思えました。

重力にうまく対応するため進化し続けてきた動植物

理科の授業か何かで、植物の葉は太陽の光をたくさん浴びるために葉はできるだけ幾重に重ならないように育っていくと教わりました。

そういえば、葉が一方に偏っている植物は見たことがない。また、うまく光を浴びつつも地球の重力に対してうまく自立している。植物がなぜそうなるのか不思議でした。

もともと植物にはそんな機能を果たすセンサーが備わっているのか。生きるための遺伝子というものなのか。だとしたら、それは長年の先祖から受け継がれてできたものなのか。

人間も植物同様に重力を受けて生きている。重力にうまく対応しながら生きていくが、中には対応できない人もいる。

対応できないものはどうすればいいのか。それは対応できているものから学べばいいと思うが、では対応できている人はどうやって確認するのか?

それがまさに病気や症状というテーマに関わるものかもしれません。地球で生きていく上で重力から逃れることはできず、それは様々な形で体にサインとして現れています。そのサインに気づくことは地球からのサインを知ることとも言えるのかもしれません。

 

約1億年から7千万年前くらいに、地球上に最初の霊長類が出現したといわれていますが、長い歴史の中で人はどう変化・進化していったのでしょうか?

文明の発展によって、病気・症状が現れるのは当たり前

植物は環境に対応していくために姿・形を変えて生きてきました。人間も同じように対応してきたと言えるかもしれませんが、長い歴史の中で、ここ数百年は世界的に、特に文明が発達してからは驚異的なスピードで環境・生活の変化が起こっています。

そんな時代に生まれてきた私たちだから、うまく対応できなければ病気・症状になって当然という方が正しいといえるのが今の時代なのかもしれません。

病気や症状はまた重力のある地球で生まれたものが受けるものとその中で自分たちが作り出した環境に対応できないことの結果だとも言えます。

植物でいえば、他の地域で育った植物を育てると気温や湿度の違いなどでうまく育たず枯れる植物も多く、亜熱帯の植物を寒い地域で育てるのは難しいと思います。

日本のように四季がある国で管理しようとすると育てるのに難しい植物もたくさんあって、その為にハウスで育てたり特殊な環境を人工的に作り出して育てているところもあります。

「ハーブ」は生命力が強く、生き続ける理由を持ち続けている

その植物の中でもハーブというものは比較的生命力が強く、逞しく生きるものが多いと言われます。

例えば普段街中でよく見かけるイチョウは約2億年前から存在しているといわれていて、病気や害虫、菌類、火災に対しても強い抵抗力があります。

別名、シーラカンスは生きた化石といわれますが、イチョウも生きた化石といわれています。

約2億年たった今もずっと残り続けているという事は、それだけ生命力が強く、生き続ける理由がなければ消滅していたでしょう。

そんな植物の葉をハーブとして飲むことは、地球の長い歴史を感じることのような感覚で感慨深く、深く考えさせられます。

 

(この記事は2016年12月16日に作成したものです。)