「病気は病院や治療院で治してもらうもの」
多くの人はそう考えていると思います。
しかし、「病院や治療院に行っても良くならない」という状況に陥ったら、どうしますか?
「病院や治療院以外で、治してくれそうなところを探す」という人もおられるでしょう。
そして、そんなところが見つかれば、多少費用がかかっても通うという人もいると思います。
でも、そこでも良くならなかったらどうしますか?
ズバリ、自分の病気を良くする方法を指導してくれる所
どこに行っても、誰に相談しても良くならない。
もう頼るところがない…。
それなら、
自分でやるしかない!
最終的にそこに行き着くと思います。
問題なのは、自分でやると言っても何をすればいいのか分からないということです。
家庭でできる民間療法やセルフケアの方法の情報はたくさんありますし、指導してくれるところもあります。
しかし、それらは一般的な方法であって、ズバリ自分の病気を良くするための方法ではありません。
そんな方法を指導してくれるところは、これまでありませんでした。
それを読脳アカデミーは行なっています。
問題解決のために一番価値があるのは自分の脳の情報
問題を抱えているのは自分なのだから、その問題を解決するためには「自分の情報」が一番価値があるはずです。
しかし、自分の情報をどうやって知ることができるのでしょうか?
レントゲンやMRI、CTなどの医療機器や、血液や尿検査等で自分の情報を知ることができます。
しかし、それは検査をしたその時の体の状態でしかありません。
こんな人が現実にたくさんいます。
急に体がしびれ、脳梗塞ではと不安になり、すぐに病院でMRIの検査を受けたけれど問題がないと言われ、帰宅途中、脳梗塞を起こした。
血液検査で肝臓の異常を指摘され、再検査をしたら今度はまったく問題がなかった。
人は時々刻々変化しています。
そんなリアルな情報は、医療機器では分からないのです。
しかし、その情報がどうしても必要な場合があります。
それは、どこに行っても、誰に相談しても、何をやっても解決できない問題を、本当に解決したいという時です。
そんな時、役に立つのは唯一「自分の脳の情報」なのです。
読脳アカデミー学長伊東聖鎬は、「自分の求めている答は自分の脳にある」ということを発見し、その脳の情報を読み出す「読脳法」を開発しました。
脳の情報は、可視化できるものではありません。
しかし、読みだした情報通りに行なうことで症状が改善すれば、脳の情報を読み出すことが可能だと実感できると思います。
そのために、読脳を体験できる場として読脳ワークショップを開催してきました。
このワークショップは治療のための場ではなく、自分が求めていることを達成するために、脳の情報を読み出す「読脳法」という方法があるということを知っていただき、それを自分もできるようになるための学びの入り口です。
今回は「読脳ワークショップ」での脳梗塞の取組を紹介します。
発症から4年経った脳梗塞の後遺症が6割改善
体験したのは、40代の女性Mさん。
4年前に脳梗塞で倒れ、左片麻痺の後遺症が残りました。
発病する前はピアニストだったTさんは「もっと上手に歩きたい、ピアノをまた弾けるようになりたい」というのが参加目的でした。
そして、ワークショップでの僅かな時間の体験で、脳梗塞の後遺症が6割改善しました。
読脳法でどのような情報を読みだしたのか、どんな方法で改善したのか、Mさんの体験を通して紹介します。
脳卒中(脳血管疾患)とは
まず、Tさんが発症した脳梗塞という疾患について簡単に説明します。
脳梗塞は、脳卒中(脳血管疾患)の一つです。
脳の血管が詰まったり、破れて出血することで、脳に血液が届かなくなり、脳の神経細胞が障害される病気です。
大きく分けると下記の3つに分類されます。
①脳梗塞(脳の血管が詰まる)
②脳出血(血管が破れる)、
③くも膜下出血(動脈瘤が破れる)
脳卒中は、日本人の死因の第3位で、総患者数は115万5,000人。
(2017年 厚生労働省「患者調査の概況」より)
寝たきりの原因の中では第1位。
介護が必要となった主な原因として、認知症についで第2位。
要介護5だけでみれば、介護の主な原因の第1位になっています。
(2016年厚生労働省「国民生活基礎調査」より)
命はとりとめても、後遺症が残り、介護が必要となるケースが高い疾患です。
脳卒中による後遺症
脳のどの部位にどの程度の損傷が起こったかによって、症状は百人百様です。
・認知症、失語症、失認、失行、抑うつなどの認知障害。
・嚥下障害、構音障害、眼球運動障害などの脳神経障害。
・片麻痺、運動失調などの運動障害。
・しびれ、痛みなどの感覚障害。
・便秘、失禁などの自律神経障害。
後遺症を回復させるには?
身体の機能や、正常な生活を営むための能力を取り戻すためのリハビリテーションが行なわれています。
脳卒中でのリバビリは「急性期」「回復期」「維持期」の大きく3段階に分かれます。
急性期(発症から数週間):体の機能低下を最小限に抑えるためのリハビリ
回復期(数週間から数ヶ月):低下した機能を回復するためのリハビリ
維持期(数ヶ月から6ヶ月以降):回復期に取り戻した機能を維持するためのリハビリ
増加する「リハビリ難民」
脳卒中のリハビリに関して、今大きな問題が起こっています。
「リハビリ難民」という言葉をご存知でしょうか?
2006年4月の保険改正により、リハビリの期限や回数が制限され、また汎用的なリハビリ内容に制限されるなど、機能回復や社会復帰に向けた十分なリハビリを受けることができない患者が急増しました。
そこから “リハビリ難民”という言葉が生まれました。
さらに2019年4月の保険改正で、維持期の要介護認定者の外来リハビリは介護保険へ移行されました。
高齢者を主な対象とした介護施設でのリハビリは、機能維持が目的で、維持期であっても機能回復させたいという人が行き場を失い、さらにリハビリ難民が増えています。
脳卒中は働き盛りの発症も少なくなく、社会復帰を望む人にとっては深刻な問題です。
そんなニーズを見込んで、自費のリハビリ施設が増えています。
しかし、費用が高額で、都市部にしかない、成果が外から見えにくいといった問題もあります。
こんな状況の中、脳卒中の後遺症を抱え不安な気持ちの方も多いと思います。
ここで紹介するMさんの体験を通して、維持期でも回復の可能性は大いにあり、自分でクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を高めることができる方法があるということを知っていただきたいと思います。
デイサービス施設で「読脳ワークショップ」開催
Mさんが参加した読脳ワークショップは、埼玉県上尾市のデイサービス施設で開催しました。
この施設を運営するYさんは、理学療法士、柔整師、ケアマネージャーの資格を持ち、リハビリテーションを中心としたデイサービス施設と接骨院を経営しています。
Yさんの施設には、難治難病の方が多く、「少しでも回復の手助けをしたいけれど、自分の治療技術やリハビリに限界を感じている」と、伊東聖鎬が主催する医療者を対象にしたセミナーに受講されました。
そして、Yさんから「デイサービスの利用者を対象に読脳ワークショプを開催して欲しい」という要請があり開催に至ったという経緯のワークショップです。
参加者は脳卒中の後遺症、前立腺ガンで全摘された人、パーキンソン病と診断された人、原因不明のふらつきを訴える人等、病院でも、Yさんの施術やリハビリでも回復が難しいという人が参加されました。
その中の一人が前出の4年前に発症した脳梗塞の後遺症を改善し、「もっと上手に歩きたい、ピアノをまた弾けるようになりたい」と希望するTさんです。
読脳で原因を読み出す
原因を読脳すると「脳の左側」の脈管機能障害が見つかりました。
【脈管機能障害とは?】
血管やリンパ管等、脈管のシステムのトラブルのことです。
医学用語ではなく、読脳による探求の中で発見したシステムで、多くの病気、症状に脈管機能障害が関連しています。
頭の左側を押さえると症状が改善!
歩行のチェック
頭の左側を手で押さえた状態で歩行→次に手を離して歩行し、違いをチェック。
「頭を触ったほうが歩きやすい」という変化がありました。
左腕の動きのチェック
頭の左側を手で押さえた状態で、麻痺した左腕や左指の動きをチェック。
「頭を触ったほうが(動きが)軽くなった。6割良くなった」という変化がありました。
なぜ、頭を触ると症状が改善したの?
原因部位に触る(タッチする)と、一時的に症状が変化するというシステムが人に備わっています。
このシステムを利用して原因部位を探し出すことができるのです。
これをタッチ検査といいます。
脈管機能障害の原因を読脳
タッチ検査で、「脳の左側」の脈管機能障害が原因しているということが確認できました。
では、なぜ「脳の左側」の脈管機能障害が起こったのでしょうか?
読脳すると立位の重力バランス軸のずれが原因でした。
そこで、ずれを解消するための調整方向を読み出すと、右5度後方でした。
【重力バランス軸とは?】
地球に存在するものはすべて重力があり軸が存在します。
例えば、立位では、両足で作られる軸ができます。それを、立位の「重力バランス軸」と言います。
重力バランス軸が地球の中心を貫く軸(重力軸)と一致している時、心と体は安定しています。
ずれるとさまざまなトラブルが引き起こされるのです。
重力バランス軸の調整-距骨の調整
重力バランス軸(立位)を調整する骨は距骨です。
距骨を右5度後方に調整しました。
歩行は5~6割、左腕や指の動きは6割改善!
距骨の調整で、歩行も左腕や手指の動きも改善しました。
左手指は、動かそうと考えなくても自然に動かせるようになりました。
しかし、ピアノをまた弾けるようになりたいというのがTさんの目的なので、さらに左の指の動きを改善させる取組を行いました。
さらに、左の指の動きを改善させるために原因を読脳
「右の肺」、「右の腎臓」の脈管機能障害が見つかり、それぞれの脈管機能障害の原因になっている重力バランス軸のずれを調整しました。
左腕や手指がさらに動かしやすくなり、7割改善しました。
ワークショップで改善しても、その効果を持続させるためには自分で調整を続けていく必要があります。
そこで、Tさんに調整方法の指導を行ない、体験は終了しました。
見学していた理学療法士のYさんは、「短時間でここまで回復するとは驚きました。Tさんの表情が途中からどんどん笑顔になってきたのが印象的でした」と感想を語られました。
この体験の様子はYouTubeでご覧いただけます。
まとめ
発症から4年経ち、リハビリでの回復が頭打ちになっていたTさん。
なぜ、これほど短い時間で回復したのでしょうか。
それは原因を解消したからです。
原因が残っている限り、後遺症の回復は難しく、また再発の危険もあります。
重要なのは原因除去療法なのですが、それは病院でもリハビリ施設でも行なっていない、というより行なえないのです。
脳の情報を読み出さなければ原因は見つけ出せないからです。
原因を解消した上でリハビリを行なえば、より成果を出すことができます。
現在の日本では、退院後自宅にもどった後の、本格的な改善のための場がほとんどありません。
維持期に入ってももっと機能を回復させたい、社会復帰したい、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を向上させたい。
そんな思いを達成するには、自分自身で自分の脳の情報を読めるようになり、原因を探求していくことです。
また、大切なのは何のために良くなりたいのかということを十分考えることです。
病気や症状は、自分のこれまでの生き方の結果として脳から発信されるサインなのです。
そのサインの意味を考えることが一番大切であり、これからのあなたの人生において大きな価値を生み出すと思います。
2019.7.26の記事 『脳梗塞、不整脈の原因はまだ残っている』
脳梗塞を始め、さまざまん病気の元に脈管機能障害があることが分かってきました。
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