「人前で話すのは苦手」という人は多いと思います。
たいていは経験を積むことで、慣れてくるものです。
でも、どうしても慣れることができない。
人前に立つだけで緊張し、頭が真っ白になって、黙り込んでしまったり、支離滅裂な話をしてしまう。
だから、人前に立つことから逃げている。
そんな人もおられると思います。
それでは能力を発揮できなかったり、チャンスを逃したり、かなり損な人生になってしまいます。
なぜ、人前だと話ができなくなるのでしょうか?
なぜ、人前だと話ができなくなるの?
性格だから仕方がない?
人見知りや内気。
心配性。
自意識過剰。
そんな性格の人は、人前で話ができないのは性格のせいだと考えがちです。
性格を変えようと努力したり、カウンセリングや話し方教室に通う人もいます。
でも、いろいろ試しても克服できないと、「性格だから仕方がない」と自分でレッテルを貼って、ますます苦手意識が強くなってしまうこともあります。
病気なの?
人前で話をすることができず、身体症状や精神的苦痛が極端に強い場合、社会不安障害と診断されることがあります。
社会不安障害は、あがり症とも言われています。
社会不安障害って?
人前に出ると不安や緊張から「話ができなくなる」「顔が真っ赤になる」「汗が噴き出す」などの症状が現れます。
人前で話すこと以外に、電話に出るのが怖い、人前で字が書けない、人と食事ができない等、ある特定の場面で不安や恐怖を感じ、動悸、めまい、発汗、手足のふるえ、赤面、声が出ない、声が震える、口の渇き、息苦しい、頭の中が真っ白になる、吐き気など、さまざまな症状が現れると言われています。
社会不安障害の原因と治療法
社会不安障害の原因は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンなどのバランスが乱れて、不安を誘発しているとの説や、恐怖や不安に関与する脳内の扁桃体が過剰に反応しているのではないかとの説がありますが、はっきりと解明されていません。
原因が解明されていないため、薬物療法や精神療法等が対症療法として行なわれています。
自分に何が起こっているの?
結局のところ、原因はよく分かっていないのです。
でも、そのせいで悩み続け、生きづらさを感じている人は「原因を知りたい!なんとか克服したい」と、切に願っています。
「人前で話ができない」という悩みに限らず、誰だって生きていれば悩みや問題にぶつかります。
誰かに相談したり、専門機関で解決できればいいのですが、誰に相談してもどこに行っても解決できなければ…。
いったいどうしたらいいのでしょうか?
それらがあることで、自分が望む人生を送れないとしたら、それはとても悔しいことです。
そんな悩みや行き詰まりを抱える人達と向かい合い、解決できる方法を40年以上にわたり研究してきた実績をここで紹介したいと思います。
それは、「答えは自分の脳にある」という考え方のもと、脳の情報を読み出す「読脳法」による取り組みです。
どんなに努力しても、「人前で話すことができない」のは、原因があるのです。
性格でも病気でもなく、何かが自分に起こっているのです。
それを、探し出すことが解決の糸口になります。
しかし、ちまたの情報や知識の中ではそれは見つかりません。
脳の情報を読み出す以外、答えは見つからないのです。
脳の情報を読んで問題解決
伊東聖鎬は読脳法による問題解決の協力を行なうため、さまざまな場を用意しています。
その一つが、個人的に相談、指導を行なう▶読脳コンサルティングです。
読脳コンサルティングは、2~3時間かけておこなう読脳コンサルティングと、合宿形式で行なう読脳コンサルティング自己探求合宿があります。
読脳コンサルティング自己探求合宿に歯科医師のKさんが参加されました。
Kさんが克服したい問題、それは「人前で話すことができない」でした。
人前で話ができない原因が分かった!
Kさんは、幼少期から恥ずかしがり屋で人見知りが激しかったと言います。
幼稚園の時もかなり内気だったようです。
小学校以降は自分でも覚えていますが、答えはわかっていても手を上げて発表するとかは絶対しなかったです。
そうなんです。
中学校でも、高校でもずっとそんな状態でした。
人前に出なければいけない場面になりそうなことは避けてきました。
今までの人生は、このせいで随分損してきたという思いがあります。
これさえなければということが、いたるところでありました。
自分では覚えていないのですが、幼稚園の時、皆の前で挨拶をしなければいけなかったようで、それがトラウマになっているのかと…。
歯科医師になってからは患者さんと話すことで、少しづつ人に話をすることは慣れてきました。
でも、たくさんの人の前で話すのはやはり苦手です。
伊東先生と出会い、これから講師としてのチャンスをもらえるタイミングで、なんとかこの悩みを克服したいと考えています。
K先生は、伊東聖鎬が開催している医療者対象セミナーの受講者です。
「病気や症状をただ無くすのではなく、病気や症状をきっかけに患者さん自身が、自分の問題は自分で解決できるよう指導し、協力する」という、伊東聖鎬の考えに賛同し、保険医療をやめ、指導を中心にした活動を行おうと準備を進めていました。
その妨げになっているのが「人前で話ができない」という問題だったのです。
Kさんが人前で話をしようとすると起こる2つのパターンがありました。
一つは、緊張して体が固まってしまい、思考も停止して、言葉が出なくなるパターン。
もう一つは、頭が真っ白になり、自分でも何を話しているかわからないような支離滅裂な話になるパターンです。
どちらにしろ、Kさんが講師として活躍するには乗り越えなければいけない問題です。
それとももっと講師としての責任をもたないと克服できないのでしょうか?
Kさんは人前で話ができない原因を、
性格なのか、病気なのか、責任感がないのか、目的意識なのか…。
あれこれ考えていました。
しかし、それらはことごとく違っていたのです。
読脳すると…
そういうこととは全く関係ないです。
単なる現象が起こっているだけですよ。
Kさんの場合、人前に立つとスイッチが入って脳の左側のある部分がショートするんです。
一種のてんかんのようなものです。
さらに読脳すると、状況(人前に立つ、電車のラッシュ等)によって、脳のその部分が「浮き・沈み」の影響を受けるということが分かりました。
「浮き・沈み」は、伊東聖鎬が発見した人に起こっている現象の一つです。
読脳による探求の中で、地球上に「浮き・沈み」という現象があり、それが人に影響すると体や心、精神に影響し、体調や人間関係の問題を起こしたり、スポーツや勉強・仕事のパフォーマンスを低下させるということが分かったのです。
浮き・沈みに関しては下記も参考にご覧ください。
Kさんの場合、浮きが起こったり、沈みが起こったり、その時々によって変わるようです。
沈むと、体が固まって言葉も出なくなる。
浮くと、体は動くけれどわけが分からないことを言い出す。
ということが、読脳で出てきました。
人前で話をしようとすると起こるKさんの2つのパターンは、浮いた時と沈んだ時のパターンだったのです。
そして、脳のその部分がそうなるのは、プログラムだということが分かりました。
自分のシステムは生まれた時にプログラムされる
人は、地球上で生きていくための、それぞれ固有のシステムが備わっています。
それらのシステムは、地球に生まれた時にプログラムされるのです。
それは、両親から受け継いだDNAによって作られるシステムとは別のもので、肉体的なものや精神的なもの、そして生きていく中で、いつ、どういう状態になるかというプログラム(スケジュール)も含め、さまざまなシステムがあります。
当然にそれらは性格や能力、そして生き方にも影響を与えるのです。
そのプログラムがあるために、思うような人生が生きられない、なりたい自分になれない、パフォーマンスが低下するという、不都合が生じた場合、それをプログラム障害と言っています。
伊東聖鎬はそんなプログラム障害で、肉体のトラブル、人間関係がうまくいかない、思い通りに生きられないというような、本人の努力ではいかんともしがたい問題が起こっているということを発見し、なんとかできないかと研究してきました。
そして開発したのが、プログラムを組み換えるために行なう「プログラム組換メソッド」です。
Kさんの脳のある部分が浮き沈みの影響を受けやすいのは、プログラムなのです。
幼少期にカーテンに隠れていたのは人見知りではなく、このプログラムの影響だったんです。
人はそれぞれ、脳の中に固有の空間(自分の居場所)というものをもっているのだけど、Kさんにはそれがないんです。
だから、居場所を探してカーテンの中に入っていたんですよ。
人見知りとは違うんです。
小さい時は、そんな形でプログラムの影響が出ていたんですよ。
自分の居場所が見つからないという感じです。
そういうことだったんですね…。
こんなことがもっと早く分かっていれば、もっと違う人生が送れたと思いますよ。
その後どうなったの?Kさんからの体験報告
Kさんが「人前で話をすることができない」原因は、思いもよらないことでした。
それでは同じ悩みを抱えている人は、Kさんと同じことが起こっているのかというと、そんなことはありません。
システムのトラブルが原因だったり、別のプログラム障害で起こっていることもあるのです。
一人ひとりシステムもプログラムも違うのですから、脳の情報を読み出さなければ原因は探しようがないのです。
さて、気になるのはプログラム組替え後の変化です。
Kさんから体験報告と感想文を送っていただきましたので紹介します。
プログラム組換え後のKさんからの報告
プログラムを組換えるための調整をして頂いた後、先程までいた部屋の中にいる自分、ソファに座っている自分とは明らかに違っている感覚になりました。
妙に落ち着いている自分が今ここにいるのです。
幼少の頃から人見知りが激しく、人前では自分の居場所を無くし、自分を見失うことも。
伊東先生に話を聞いて頂き、その原因は脳の中のある部分の”ショート”により起っている現象だということを、見つけていただきました。
一種の”てんかん症状”だと。
このせいで今までどれだけのチャンスを逃してきたことか。
人生における”テーマ”とも言うべきものが、いとも簡単に変わってしまう…。
何とも言えない感動と同時に一瞬で変えてしまう、その影響の大きさに気付かされました。
読脳コンサルティング自己探求合宿のKさんからの感想
東京お台場、東京ベイコート倶楽部にて行われた、「読脳コンサルティング自己探求合宿」に参加してまいりました。
その感想をお伝えいたします。
先月、プログラム組み換えセミナーが関東でスタートし、私も受講しています。
生まれたときに組み込まれたその人のプログラムを組換えるということは、
組換えを行う側がどこまでその人の尊厳に踏み込んでいいのか?
何を目的にプログラムを組換えるのか?
ということが十分に分かっている必要があります。
相手そして行う側のスタンスがとても重要になってくるのです。
今回の合宿は、自分の問題を解決したいということと、行なう側になるための勉強の機会でもありました。
合宿中、伊東先生とのコミュニケーションしていく中でプログラムが見つかり、組み替えていただきました。
「今まで生きてきた人生の中であらゆるチャンスを奪ってきた」であろう、そのプログラム障害を組み換えていただいた瞬間、
まるで過去の情景が走馬燈のように脳に浮かんできたかと思ったのも束の間、一瞬にして眼の前がパッと明るくなり、自分ではない自分がこの部屋、空間に存在している、という不思議な感覚でした。
今回の合宿には、私の他に歯科医師S先生も参加されました。
合宿に参加される人の”テーマ”はいろいろあると思いますが、自分だけが抱えているというわけではなく、同じように様々な問題を持ち、悩み、生きてきているのだと思いました。
そして、いつかはそんな自分に真正面に向き合い、解決していかなければならないのだと。
今回の読脳コンサルティング自己探求合宿は、私にとって新たなスタートを歩むことが出来る絶好の機会となりました。
また必要が出てきたら、ぜひ参加してみたいです。
まとめ
事故に遭って脳に損傷を受けた人が、性格が変わったり、認知能力が変化したり、事故前と別人のようになるという話を聞いたことがありますか?
脳科学の分野では、そのような実例を通して、損傷部位の働きを解明するという研究が行なわれています。
普通であればわからないことが、問題が出ることでいろいろな発見ができるのです。
Kさんは、事故に遭ったわけではありませんが、「人前で話ができない」という問題を抱えていたから、自分にプログラムされているシステムを知ることができたのです。
そう考えれば、自分が問題にしていることは、自分を知るためのきっかけということができます。
問題が深いほど、「なんとかしたい」と焦ったり、悩んだりするでしょう。
でも、ちょっと自分を客観視してみて、「なんでだろう?」「何が起こっているのだろう?」と考えてみることをお勧めします。
今までとは違った自分に対する関心や興味が湧いていくると思います。
そうなれば、悩みに対する捉え方も変わってきます。
そして、自分に何が起こっているのかどうしても知りたい、というタイミングになったら、「読脳コンサルティング自己探求合宿」に参加されるのもいいと思います。
読脳コンサルティングは、読脳に対しての理解と信頼、そして人任せではなく、主体的な姿勢が求められます。
そのため、基本的にはスクールの一般向けコース、または本科、専科等で学んでいる人、開講予定のオンラインスクールを受講している人が対象となっています。
参加するためのハードルは高いですが、それでも「“読脳コンサルティング 自己探求合宿”に参加したい!」という方は、まずは▶スクール1日体験に参加ください。