CW Happiness Philosophy 読脳
脈管機能障害
読脳法で発見した人のシステム
目次
体内の水分が通る道「脈管」のシステム
©NHKエンタープライズ
脈管のシステム
体内にはものすごい密度で血管やリンパ管などの脈管が張り巡らされています。図は体内を張り巡る毛細血管の様子です。毛細血管だけでそのまま人の形になっています。
毛細血管の中を流れているのは血液です。血液は全身の細胞へ酸素や栄養を運搬したり、体温や水分など体の恒常性を保ったり、免疫反応など、体にとって大変大切な役割を果たしています。
血液循環のスタートは心臓です。血管は心臓から出る弾性に富んだ太くて強い動脈と、太い血管から枝分かれして細くなり細胞組織で酸素や栄養素、老廃物などの受け渡しをおこなう毛細血管、役目を果たした血液が心臓に戻るための静脈の3種類があります。
これらの血管をすべて合わせるとその長さはなんと全長10万キロメートルにもなるといいます。地球の赤道を2周半できる長さです。
そして血液が全身を一巡りする時間はおよそ1分。1分で地球を2周半している計算になります。この驚くべき働きを支えているのが血管のシステム(脈管機能)なのです。
重力バランス軸や支持骨にトラブルが起ると、この脈管機能に障害が起こります。すると血液循環が滞り、細胞の酸素不足や栄養障害が起きたりして、筋肉の硬直や萎縮などが発生するのです。これを脈管機能障害と言います。
コリや痛みや萎縮がある時は、この脈管機能障害が起こっているというサインなのです。
脈管機能はグループとして脳血管系、心臓血管系、腎臓血管系、肺血管系、肝臓血管系、婦人科血管系などに分かれています。その中でも障害を起しやすいのは、脳血管系と心臓血管系です。
脳血管系の脈管機能障害は進行すると脳血管障害(脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血等)を引き起こす引き金ともなりうるものです。心臓血管系の脈管機能障害は進行すると心筋梗塞などを招きかねません。
ですから、脈管機能障害が起きているかどうかを早めに見つけて、解消することが大切です。
脈管機能障害が起きているかどうかのチェックは簡単です。脈管機能障害が起きていると体に特有のサインが現れますので、それをチェックすればいいのです。
→脈管機能障害が起きているかどうかのチェックの仕方はこちらで紹介しています。
また症状がある時、それが脈管機能障害によって起きているのかどうかを見極める方法として、頭(脳)や心臓にタッチして症状が消えるかどうかで見極めるチェック法があります。 タッチして症状が消えたなら、タッチした部位の脈管機能障害が起こっていると考えられます。
脈管機能障害は重力バランス軸がずれたり、支持骨がトラブルを起すことで起こります。重力バランス軸や支持骨のトラブルがあると、神経系にもトラブルを起し、さまざまな病気、症状へと繋がっていきます。
ですので、脈管機能障害が起こっているということは、他にもさまざまな病気が潜在的に進行している可能性があるということです。
脈管機能障害を解消するには、重力バランス軸の調整や支持骨の調整を行います。