ヒューマンエネルギー研究所

第11章 いろいろな化学物質の影響

 
もう一つが、表情筋です。
感情は豊かになったのに、今ひとつ表情がさえない。それはさきほども、いいましたように、表情は表情筋によって作られます。
どの筋肉がどんな感情と結びついているのかなどは、もうすでにわかっています。
どんな表情筋を鍛えたいのか。
それがはっきりしていれば、そんな感情を作り出しながら、その筋肉に緊張を起こすようなトレーニングをすることです。
鏡を見ながら、少しづつ続けてください。一ヶ月もすれば 表情は違ってきます。
「天然の美人」に、少しは近づけます。
ところが待ってください。
「天然の美人」の、大敵がいるのです。
それは、「努力しても努力しても思い通りに筋肉が発達しない」というものです。
そんな影響を与える原因は、身の回りにあふれています。
「年のせいで、頬がゆるんできた」
「朝起きたら、顔が腫れぼったい」
「風呂から出ると、決まってむくんでいる」
「目の上が腫れぼったく、目が細く見えていや」
「口元がゆるんでいるように見えて、いや」
こんな状態は、多くの人が経験していることです。
何で、そんなことが起こるのでしょう。
そうです。もうすでに、最初にお話したことです。あなたが毎日使っている、化粧品やシャンプー・リンス・洗剤・芳香剤・食品添加物・香料・色素etc。そんなものが皮膚に触れ、体内に入っていきます。
体内に蓄積していればいるほど、それらと接触してからの反応は短時間で起こります。
人により、ものにより、エネルギーを奪う筋肉の種類も違います。
「どんなにしても、表情が豊かにならない」
「何をしても、顔のむくみが取れない」・「顔が引き締まらない」という場合は、これらをチェックする必要があるのです。

 その前にほとんどの人がすでにそんなものの影響を受けて、すでにエネルギーがなくなっている状態ですから、一度回復させる必要があります。
「エネルギー回復療法」で一度回復して頬が締まり、瞼がすっきりなどの状態になり、再びたるんだり、ゆるんだ状態に戻ったならば、その時接触したものが原因だということがわかります。
また、その原因を取り除くと、再び締まった、すっきりした状態に戻ります。
いったん、エネルギーを回復させると、たとえ影響を与えるものに接触して再びたるんでも、その時接触した部分をきれいに洗い流せば原因がなくなり、同時にたるみのない状態に戻るのです。
明らかに、年のわりにふけて見えるのは異常です。
そのように見えるのは、どこがどうなっているからなのかをチェックして下さい。
○ 瞼が腫れぼったく、たれ下がり、目が細くなっているから。
○ 頬がたれ、鼻の横の線が深く長く延びているから。
○ 顎が丸く、二重顎になっているから。
○ 口元がゆるみ、口角が下がっているから。
○ 首がむくんで太くなり、横線が何本も入っているから。 等々
これらはまちがいなく異常です。
「10代の時から」・「中学生の時にはすでに」・「小学校の時から」
そんな人は、けっこう早い時期にいろいろな化学物質などの影響を受けていたのです。
つまりそんな頃に、すでに身の周りの何か―多くはシャンプー・リンス・石鹸・洗剤・歯磨き剤などの影響を受け、顔の表情筋のどれかがエネルギーをなくしてしまったのです。
このように身の周りにある化学物質は、あの「環境ホルモン」の原因になったり、アレルギーの原因になったりしているものが、たくさんあります。
それらは身体に触れたり、体内に入ることで、さまざまな病気や症状の原因になっていきます。
決して、顔の表情筋だけに起こっているわけではありません。
身体中の筋肉やリンパ系、ホルモン系、神経系に影響を与え、むくみやたるみ・痛み・痺れ・感覚異常などを起こします。
しかし、どんな人もすでに、体内にそんな化学物質を貯め込んでいます。
その貯め込んでいる量が多い人ほど、その影響は大きく、反応も早いのです。
小、中学生でも反応の早い子がいます。
それは親から受け継いだ分が、すでに体内に入り込んでいるからです。
それがアレルギーとして現れたり、全身のむくみや痺れになって、現れてくるのです。
それだけではありません。
皆さん、赤ちゃんが生まれてから、幼児になるまでのことを想い浮かべて下さい。
生まれてすぐお母さんと一緒のベット、布団、産着、いろいろなものを着せられます。
赤ちゃん用品や幼児用品を売っている店に行ったことがありますか?
自己センサーが働いている人にとっては、二度と入れない所です。
化学繊維があふれ、化学物質がこれでもか、これでもか、と入り込んでいるものばかりです。
赤ちゃんの湿疹や目やに・おむつかぶれ・あせも・鼻づまり・夜泣き・疳の虫・そのほかの症状や異常、これらのほとんどの原因が化学物質系と思われます。

少し話は変わりますが、「エネルギー回復療法」を行ってすっかり満足し、私服に着替えて帰ろうとした「その人」を見て驚きました。
なんと!来院した時とほとんど同じ顔に戻っているのです。
唖然としてしまいました。
「あれ!変ですよ。鏡を見てください。
最初の状態に戻っていますよ」
「本当?あれ!どうしたんだろう」
一瞬に表情は曇ってしまいました。
再び施術室に戻っていただき、原因をチェックしてみました。
すると、その原因は上着にありました。
上着を脱いで頂いて5秒後、顔は引き締まりました。
今度は手で上着を触れていただきました。
触れると同時にまた、「むくみ顔」になりました。
上着の素材はシルクでした。
その後、衣服をチェックするようになり、わかったことですが、
シルクで影響を受ける人は50%以上います。
ウールでも影響を受ける人がいます。30%~40%です。
化学繊維は、ほとんどの人が影響を受けていました。
逆に綿は殆どの人が影響を受けていませんでした。
なぜ天然素材でも影響を受けるのかをチェックしてわかったことは、染料やその他の化学物質が関わっている、ということでした。

それらのことを知り、「赤ちゃん・幼児用品」売り場に行ってみました。
驚いたことに、「あっちも、こっちも化学物質だらけ」でした。
肌に直接着るもの、
オシメは紙でできている。
近年の流行なのでしょう。
その紙オムツ被害は、もうすでに20年近くも前から、さまざまな方法で訴えられました。
しかし、一向に需要は減りません。
ただ「便利だから」、という理由だけで!
「今の便利は、後の苦労。そして後々の苦しみ」です。
少しでも愛する我が子に目がいっているのなら、よーく観察して見て下さい。

赤ちゃんを素裸にして沐浴させた後、(もちろん、この時、入浴剤もシャンプーも石鹸も使わずに)純綿の洗剤を使わないで洗ったバスタオルで拭い、やはり純綿の、洗剤を使わないで洗ったバスタオルの上に寝かせます。
次に、皆さんは何を行いますか?
オシメを着けますか?
もし、そうなら、よーく観察しながら行って下さい。
肌着を着せますか?
もし、そうなら、よーく観察しながら行って下さい。
どうですか?
赤ちゃんは「のけ反り」ましたか?
「嫌がり」ましたか?
「泣き出し」ましたか?

もしそうだとしたら、あなたの赤ちゃんはまだ「自分のセンサー」を働かせています。
もし、何の反応もなかったら、もうすでにあなたの赤ちゃんは「自分のセンサー」が働かなくなってしまっています。
なぜ、そうなのでしょう。
もうすでにお話して来ました。
それは化学物質の影響で、ひ弱な赤ちゃんの身体の、あらゆる機能のエネルギーが低下してしまい、同時に、「自己センサー」の能力も低下してしまっているからです。
そのため、自分を守るためにある「自己防御センサー」が機能しなくなり、「泣いて訴えることも」・「いやいやすることも」・「のけ反ることも」できなくなってしまっているのです。
「うちの児はむずからないし、泣かないし、いやいやしないから、育てやすいの!」というのが自慢のようになっています。
大変な間違いです。
赤ちゃんは、「泣くことで、嫌がることで、むずかることで」、自分の身に対して危険なものを、訴えているのです。
赤ちゃんがお母さんに抱かれて泣き出したり、むずかったりしている時は、お母さんの身に着けているものをチェックして下さい。
それが化学繊維だったり、シルクだったり、ウールだったりしているはずです。
あるいは、香水を付けていませんか?
そうです。赤ちゃんは音に敏感なだけでなく、化学繊維や香料に対しても敏感なのです。
また、近所の人や親戚の人が赤ちゃんを抱いた時も、「のけ反っているか、すぐに泣き出した」かを見て下さい。
その時の、その人たちの着ているものに、注目して下さい。
化学繊維がほとんどです。(中にはシルクやウールもあります)
特に最近は100%化学繊維が増えてきています。
あのフリースに代表されるようなものです。
フリースを着て、赤ちゃんを抱いて見るとわかります。
ほとんどの赤ちゃんは泣き出します。
それでもあなたはフリースを着て、赤ちゃんを抱きますか?
そんなお母さんや、そんな環境では、赤ちゃんは、「自分を守ることを諦めていく」のです。
そして、別の方法で訴えようとします。
それが、夜泣き、疳の虫、アトピーです。
泣いたり、のけ反ったり、嫌がったりして、必死で訴えても届かないのです。
ひ弱な赤ちゃんのできることは、他にそんな方法しかないのです。
それでもわかってくれない、(病院に行って薬で抑えるなど)時には、2歳になっても3歳になっても、「訴え」はなくならない。
それは「彼らが訴えていることに耳を傾けなければ、それはいつまでも続く」ことなのです。
「まったくわが児を知らない、知ろうとしない、小児科の医師の処方にかかっている限り、我が児の状態は本当に良くならない」のです。

 ではどうしたらいいのか?
それは「わが児のセンサー」を信じることです。
沐浴の後、純綿で拭き、純綿のバスタオルに寝かせた状態で、それ以後の赤ちゃんに対する行動の一つひとつをチェックして下さい。
少しでも(ぐずるような)反応をしたら、それは「私にはそれはあいません」と訴えているのです。
だから、それはもうわが児には近づけないで下さい。
「じゃ、その後どうしたらいいの!」
それは、我が児からの正確な情報ですから、それをどう受け止め、どうしたらいいかは、お母さん!あなたの問題です!
ちょっとは真面目にわが児と付きあいなさい!
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ちょっとヒントです。
すべてのものを純綿に替えることです。
あちこちを廻って、純綿のものを捜すことです。
それまでの間、我が児には我慢してもらいましょう。
ほんの少しの間なのだから      そうでしょう!    

 その他にも、病院へ行ってもまったくわからないといわれるような症状も、実は多くが同様の原因と思われます。
今の医学はまったくといっていいほど、この分野には入っていません。
それは、ほとんどの近代機器は役に立たないのです。
それほど微量な化学物質でも、人はもうすでに敏感に反応するほど、体内に化学物質を貯め込んでいます。
たぶん間違いなく、この様な検査ができ、何がどこを悪くしている原因なのかを突き止めることができる人は、限りなく少数です。
 顔の特定の表情筋のエネルギーを、奪っているのがどれなのかを探し出すことも、エネルギーを回復させることも可能です。
 エネルギーが回復すると「自己センサー」が正常に働き出します。
その「自己防御センサー」―「自己センサー」によって自分に悪影響を与えるものがチェックできればそれを排除していくのです。
「自己防御センサー」―「自己センサー」は自分を害(癌や難病・さまざまな不定愁訴・美容の敵)から守ってくれるありがたい味方なのです。

 おそらくエステをしても、マッサージを行っても、そのエネルギーは回復しません。
エネルギーがない状態で手術をしても、それは「異常」にふたをするだけの小細工でしかありません。
まずは、エネルギーを回復することから始めることです。

 エネルギー回復療法のビューティーへの応用は、その人の「自己センサー」を応用して必要な情報を得てその通り行う」のです。
「その人はエネルギーがなくて、その結果さまざまな状態になっているのですから「その人」が必要としていもるのはもともともっていた、その人のエネルギーを回復させる」ことです。